強烈な引きを感じれるたんこぶゲーム(コブダイ狙い)
手軽な仕掛けで狙えて、潮通しの良いところならどこでも狙うことができます。
身近な堤防から狙えるモンスターコブダイ。ちょっと工夫するだけで釣果を伸ばすことができる
そんなコブダイの釣り方や生態について解説していきます。
コブダイとは、名前からはタイの仲間なのかな?と思いがちですが実はベラの仲間なのです。
ベラ科の魚は体内時計がとても正確で、朝目覚めて夕暮れに眠りにつきます。
なので、コブダイを狙うなら日中が有効なのです。
コブダイは成長するごとにおでこのこぶが大きくなっていきます。
大きなものは1メートルを超えることもあります。
こぶの大きな個体は、不気味で迫力満点の見た目からモンスターと呼ばれています。
コブダイの主食はサザエや牡蠣などの貝類で殻ごとかみ砕いて食べます。
また、ベラ科の魚らしく雑食で青イソメなどの虫エサやオキアミ・魚の切り身でも釣ることができます。
今回は最もシンプルな仕掛けである、バナメイエビを餌にしたジグヘッドの仕掛けを紹介していきます。
コブダイはベラ科の魚の特徴通り、食った瞬間に全力で根に向かって走りだします。
根に入られた瞬間にラインブレイクすること間違いなしなので、強烈な引きに耐えられるタックルが必要です。
シーバスロッドなどでも釣ることは可能ですが、おすすめはジギングロッドです。
特に、慣れるまではブリ・ヒラマサ用のショアジギロッドがいいでしょう。
ルアーロッドがない場合は石鯛用の磯竿や大物用の投げ竿でも代用できます。
おすすめのジギングロッドはメジャークラフトのファーストキャスト FCS-1002MHです。
お手ごろな値段で80gまでのジグを投げれるので、ジギングの主力としても使うことができます。
おすすめロッド2本目はシマノのコルトスナイパーです。
適応ジグのウェイトも90gと重く、たいがいのジギングに対応できます。
またコストパフォーマンスもかなりよく、一番おすすめできるロッドです。
値段がそこそこ張りますが、今後ジギングとコブダイを狙うなら間違いない傑作ロッドです。
コブダイを堤防から狙う場合は、足元を探って釣り上げます。
遠投をしないので大きなリールが必要ないかと思いがちですが、コブダイの力が強力すぎて小さなリールだと壊れてしまうこともあります。
根に入られないようにドラグを締めて釣り上げるのでパワーのあるリールが必須です。
おすすめはショアジギ用のリールです。ラインもPE2号前後なのでそのまま流用することができます。
ダイワのレガリスの4000番が個人的におすすめです。
メインラインはコブダイの引きに耐えれるようにPEの2号以上がおすすめです。
ナイロンラインを使う場合は6号以上を用意しておきましょう。
今回はジグヘッドを使うので、リーダーも必須です。
リーダーはフロロカーボンの30lb以上のものを使いましょう。
やり取り中に根や堤防際にこすられることもあるので、リーダーは1メートル以上は結んでおきましょう。
コブダイの強烈な引きに耐えれるように、ふと軸のジグヘッドが必要です。
一般的に使われているジグヘッドは細軸で、一瞬で針が伸ばされてしまいます。
ジグヘッド選びにもしっかりと気を使いましょう。
おすすめのジグヘッドを少しだけ紹介しておきます。
コブダイは日が昇ると動き始め、日が沈むと眠りにつきます。狙うなら日が昇ってから夕方までです。
朝まづめで釣れることは少ないので、それまでショアジギで楽しんでからコブダイに移行するのも悪くないでしょう。
しかも、青物などと違って場所によって時合が全く異なります。上げ潮がいい場所もあれば下げ潮しか食わない場所もあるのです。
初めて行くポイントでは、一日粘ってアタリが出るタイミング・時合を把握すると次から釣りやすくなりますよ。
コブダイはアミエビや、フカセ釣りのコマセに寄って来ることがよくあります。
お財布に余裕がある人はオキアミやアミエビを購入してポイントに撒くと釣果アップにつながりますよ!
貝類を砕いて撒くのもとても有効です。
仕掛け投入のポイントはできるだけ堤防際に落とすことです。
コブダイの習性から、底と堤防際で餌を探すことが多いからです。
堤防際に捨て石があるポイントは、捨て石の切れ目もねらい目ですよ!
今回は堤防から手軽に狙えるコブダイのタックル・仕掛けについて解説しました。
コブダイは、青物などと違って年中狙うことができるのが最大の魅力です。
皆さんもぜひコブダイの強烈な引きを堪能しに堤防へ向かってみてください。
堤防からモンスターを釣り上げてくださいね。